任意売却後の残債務
任意売却後の「残債務」についてですが、残債務は「無担保債権」となります。債権者としては「一括返済」を求めても債務者にそれだけの資金力がないことは分りきっていますので、債権者としての回収手段は限られています。すでに「住宅ローン」や「ローン」の支払を「滞納」しており、金融機関による「競売」が開始されている場合でも、競売手続きが終わるまでに買手を見つけ債権者(金融機関)と価格等の合意を取付ける事によっても「任意売却」は可能となります。
債務者としては「全く支払わない。」という方法もありますが、そうすると「給与」等の差し押さえをされる可能性がありますので、その中でも一番現実的な方法としては、やはり「話し合い」による小額返済が一番現実的だと思われます。
残債務については、殆どの金融機関で「サービサー」や「債権買取会社」に数十件単位で「バルク」で、しかも「安値」で売却します。その債権を購入した「サービサー」や「債権買取会社」が債務者に対して「債権の回収」を行なってくるのですが、交渉によっては「債権の5〜10%」程度で買取れるケースもあります。
もちろん、いきなり「安値」で買取り要求してくるわけではないので、交渉の専門家がサポートさせていただきます。